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山陰旅行④ 隠岐西ノ島・ハイブリッド蓄電池システム実証事業に伴う再生エネルギー計画 Renewable energy plan associated with the hybrid battery s


ハイブリッド蓄電池システム技術実証事業概要図 http://www.energia.co.jp/press/14/p141015-1.html

地方創生のひとつの素晴らしい取り組みを見ました。

島根県隠岐諸島は本土と遠く離れ、自前で発送電を行うことになります。

再生エネルギーの実験をするにしても、天候等により発電出力が大きく変動するため,

この出力変動分を調整して電気の品質を保つことが必要で、そこでハイブリッド蓄電池が浮上した。

島の電力は最大ピークが昼ではなく夜の早い時間という町民生活需要が大きい。(6200Kw/1day)

この事業では,隠岐諸島(島根県)において,再エネ導入量の最大化を図るための対策として,

特性の 異なる2種類の蓄電池を組み合わせ,

それぞれの特長を活かしたハイブリッド蓄電池システムを構築し,

蓄電池の効率的な充放電管理・制御手法などに関する実証を地元自治体等と連携して行っている。

ダムの夜間揚水発電のようなもので、夜の消費ピークに向けて昼に太陽光・風力・火力で逐電する。

6200kw/dayはデイタイムでフル充電され、11時間近くの送電能力があるという。

しかも、原子力に頼らず、火力も最低限に抑えたもの。

規模は小さいが、地方の市町村や海外には十分実用として’輸出’できる可能性を秘める。

島民は難しい事は考えず、美しい島で火力発電所がうるさく排気を最小限にできる、と積極的。

訪ねるまで、蓄電池という箱だけ作って、肝心の再生エネは未着工という公共事業ではと疑ったが、

実は完成間近の、素晴らしい可能性を秘めた実験が

隠岐のような離島で進んでいた。

地方創生の好例だと思う。

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