検索
山陰旅行④ 隠岐西ノ島・ハイブリッド蓄電池システム実証事業に伴う再生エネルギー計画 Renewable energy plan associated with the hybrid battery s
- titanium-kotaro
- 2015年6月22日
- 読了時間: 2分
ハイブリッド蓄電池システム技術実証事業概要図 http://www.energia.co.jp/press/14/p141015-1.html
地方創生のひとつの素晴らしい取り組みを見ました。
島根県隠岐諸島は本土と遠く離れ、自前で発送電を行うことになります。
再生エネルギーの実験をするにしても、天候等により発電出力が大きく変動するため,
この出力変動分を調整して電気の品質を保つことが必要で、そこでハイブリッド蓄電池が浮上した。

島の電力は最大ピークが昼ではなく夜の早い時間という町民生活需要が大きい。(6200Kw/1day)
この事業では,隠岐諸島(島根県)において,再エネ導入量の最大化を図るための対策として,
特性の 異なる2種類の蓄電池を組み合わせ,
それぞれの特長を活かしたハイブリッド蓄電池システムを構築し,
蓄電池の効率的な充放電管理・制御手法などに関する実証を地元自治体等と連携して行っている。
ダムの夜間揚水発電のようなもので、夜の消費ピークに向けて昼に太陽光・風力・火力で逐電する。
6200kw/dayはデイタイムでフル充電され、11時間近くの送電能力があるという。
しかも、原子力に頼らず、火力も最低限に抑えたもの。
規模は小さいが、地方の市町村や海外には十分実用として’輸出’できる可能性を秘める。
島民は難しい事は考えず、美しい島で火力発電所がうるさく排気を最小限にできる、と積極的。
訪ねるまで、蓄電池という箱だけ作って、肝心の再生エネは未着工という公共事業ではと疑ったが、
実は完成間近の、素晴らしい可能性を秘めた実験が
隠岐のような離島で進んでいた。
地方創生の好例だと思う。


Comments