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伯耆大山 HoukiDaisen  2015.6.21

7,8月にまとまった休みが取れなさそうなので、6月に伯耆大山登山を皮切りに、隠岐・出雲・石見・長門と山陰地方の旅行に出る事にした。

 

山陰は公共交通機関で移動するとなるとダイヤとにらめっこは必須。2~3時間に1本の列車・船・バスを捕まえないと効率よく移動できない。

今回は伯耆大山を旅の前半戦の軸にしたので、天候次第で大山・隠岐・出雲を回る順番を入れ替えられるようにした。ゆえに宿はキャンセルの効く民宿・B&Bばかり。

 

6/20午後のマイレージを使った飛行機で出雲空港へ。この時点で21日の天候は晴れはなくとも雨は降らなそうなので、行き先を隠岐ではなく、伯耆大山にした。

15:55出雲空港着、松江行空港バスで松江駅、松江から米子駅へ山陰本線在来線、そして買い出しもそこそこに大山寺行き18:10の最終バスに乗り込む。このバスを逃すと米子泊で翌日早朝のバスになってしまう。

 宿はゲストハウス寿庵。 http://www.daisen-guesthouse-juan.com/

最近、改装・新規オープンした登山客を意識したB&B。とてもきれいな趣向を凝らした宿で、ドーミトリーなら1泊¥3000。山登りにはありがたい宿でした。

 

伯耆大山は古いコニーデのカルデラ火山。崩落が進み、北側斜面はカルデラの形が消え、鳥瞰では馬蹄形をしたカルデラが残る。

だから、麓からは見る方向による富士山のように見えたり、急峻な斜面山に見えたりする。

登山道はこのカルデラに取りつく8合目過ぎまでが急で、そのあとは外輪山に沿って頂上・弥山(みせん)を目指す事となる。

以前外輪山を巡る登山コースが存在したが、崩落激しく近年はそのコースは通行禁止となっているのが惜しまれる。

翌21日早朝、深夜の雷雨が多少残っていたので、6時出発を7時出発に延ばして登山道へ。

夏山登山道はよく整備され、子ども連れでも登れるコース。下山後14:50のバスに乗って美保関へ向かいたかったので、スタート1時間ロスも考え合わせ、

一気に登っていくペースで上る。

登山基地・大山寺の標高は約750m、弥山の標高は1710m。コースガイドは上り3時間。1時間で300m強の高度を稼ぐのだが、道はしっかりついているから問題なく飛ばして行ける。

6合目の避難小屋まで1時間。10分の休憩。このあたりまでは森林帯で展望は望めない。避難小屋は展望が開けるポイントにあるのだが、あいにく曇り。

 

さらにピッチをあげて、森林帯を抜け低木帯に入り、8合目を過ぎると外輪山の端にたどり着く。ここからは外輪山に沿って弥山頂上まで殆ど平坦な20分強。

環境保護と崩落防止のため、頂上まで木道が整備されている。高齢者や子どもには優しいかもしれないが、雨上がりだとやや滑る。

 

弥山頂上は9時10分着。2時間10分。小屋の女性が慣れている人なら1時間40~50分と言っていたから、及第点かな。

頂上でゆっくり食事をつくりながら天候回復して眺望が回復するのを待つ。しかし、上空に青空が広がる事はあっても、下界はおろか雄大な北壁を望むことすらかなわなかったのは残念。

 90分視界が晴れるのを待ったが一向に開けず。10時前に下山開始。

帰路は6合目避難小屋から行者谷方面へ。北壁がみられるかと思ったが、これも見られず。僧兵の墓などの碑を眺めて、大神山神社へ。

大神山神社、大山寺と巡って宿に戻り、地元に最近できた温泉に浸かって、米子へ向かう。

14:50のバスを逃すと次は18時までバスがない。地元の登山客は殆どマイカーで来るとの事。

帰りのバスからは大山が見えた。なあんで下山してから頂上が見えるんだろう・・・

 

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