選択的夫婦別姓制度 Selective dual-surname system
- titanium-kotaro
- 2016年1月2日
- 読了時間: 3分
昨年、自分に甥っ子が生まれた
父方の兄弟は5人兄弟だったが、昔風にいうと内孫は自分の息子1人だった
従兄弟は10人いたのだが、爺さんの名字を継ぐのは自分の息子1人
他はすべて女子か子どもがいない
悠宮状態だったところへ、15年ぶりの男子誕生(弟は48歳の子ども)
喜びの一方、成人時には68歳とは「おとうちゃん頑張れ」でしかない
年末年始に高校同窓や近隣で40代・50代で子どもが産まれた人が3人
70歳過ぎになるまで養育しなければならないのは、これも今日的悩みだろう
さらには、従兄弟のうち、男の子がいるのはウチだけ、とか
女子しかいないので墓守がいないとか、の同窓生が結構いる事
さて、昨年来の「選択的夫婦別姓」に思いを馳せてみる
この問題は
別姓賛成派からは
①ー1 女性の仕事・アイデンティティを守るため、姓は選択できるべき
①-2 通名がほぼ認められている世の中とはいえ、
仕事上の登記・雇用等の諸手続き・相続などの局面ではどちらかの姓を強要される
①-3 女子だけの家庭では、墓守・相続の際に家の姓が断絶する など
かたや別姓反対派は
②-1 日本の家制度というメリットや美徳保持には夫婦同姓が望ましい
②-2 夫婦が別姓だあると、子が様々な壁を乗り越えなければならない
②-3 夫婦が別姓だと、将来に子どもが双方の墓守に行かない危惧がある など
が上げられている。
でも、自分の妻の母方の家が姓が消えてしまった(断絶)した経験から
ずっと声を大にして言っている事がある。
「別姓反対派の皆さんは『もし秋篠宮家に男児がお生まれにならなかったら』と検討した事があるでしょう?」

2011年の野田内閣の際に、話題になった事ですが
このブログ主の方は「女性天皇は容認するけれど、女系天皇には反対」ということのようです。
でも、この方の意見に当てはめてみても
悠宮さまがお生まれにならなければ、愛子帝擁立をせざるをえなかった
天皇家は「名字」はありませんが、代々続く国民の象徴として「家」を守らねばなりません。
ところが、これを一般国民に当てはめると「事情のある場合、女性の別姓を認める」考えにならないでしょうか?
女性が自らのアイデンティティ・仕事・相続などで、同姓にこだわる事の他に
同姓にこだわる方々の「家」が”断絶”してしまう現実が、一般国民には数多存在しているのです。
女子しか後継がいない家は、策を講じなければ「家」「墓守」「相続」などの機会を失い始めているのです。
「家」が、「お家」が、断絶の危機です。
養子縁組でもしなければ相続でも不利を被りますし、お墓も2代先には朽ち果てるでしょう。
こうした事をどう考えるのでしょうか?
夫婦別姓を考える際に
女性のアイデンティティも当然ながら、
10年ほど前に論議された女性天皇・女系天皇での「家」の存続危機の視点からも考えてほしいのです。
あ、あとついでに、比較的経済的余力を持った40代~50代男性の出産養育も結構将来の課題です
Kommentare