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選択的夫婦別姓制度 Selective dual-surname system

昨年、自分に甥っ子が生まれた

父方の兄弟は5人兄弟だったが、昔風にいうと内孫は自分の息子1人だった

従兄弟は10人いたのだが、爺さんの名字を継ぐのは自分の息子1人

他はすべて女子か子どもがいない

悠宮状態だったところへ、15年ぶりの男子誕生(弟は48歳の子ども)

喜びの一方、成人時には68歳とは「おとうちゃん頑張れ」でしかない

年末年始に高校同窓や近隣で40代・50代で子どもが産まれた人が3人

70歳過ぎになるまで養育しなければならないのは、これも今日的悩みだろう

さらには、従兄弟のうち、男の子がいるのはウチだけ、とか

女子しかいないので墓守がいないとか、の同窓生が結構いる事

さて、昨年来の「選択的夫婦別姓」に思いを馳せてみる

この問題は

別姓賛成派からは

①ー1 女性の仕事・アイデンティティを守るため、姓は選択できるべき

①-2 通名がほぼ認められている世の中とはいえ、

     仕事上の登記・雇用等の諸手続き・相続などの局面ではどちらかの姓を強要される

①-3 女子だけの家庭では、墓守・相続の際に家の姓が断絶する  など

かたや別姓反対派は

②-1 日本の家制度というメリットや美徳保持には夫婦同姓が望ましい

②-2 夫婦が別姓だあると、子が様々な壁を乗り越えなければならない

②-3 夫婦が別姓だと、将来に子どもが双方の墓守に行かない危惧がある  など

が上げられている。

でも、自分の妻の母方の家が姓が消えてしまった(断絶)した経験から

ずっと声を大にして言っている事がある。

「別姓反対派の皆さんは『もし秋篠宮家に男児がお生まれにならなかったら』と検討した事があるでしょう?」

2011年の野田内閣の際に、話題になった事ですが

このブログ主の方は「女性天皇は容認するけれど、女系天皇には反対」ということのようです。

でも、この方の意見に当てはめてみても

悠宮さまがお生まれにならなければ、愛子帝擁立をせざるをえなかった

天皇家は「名字」はありませんが、代々続く国民の象徴として「家」を守らねばなりません。

ところが、これを一般国民に当てはめると「事情のある場合、女性の別姓を認める」考えにならないでしょうか?

女性が自らのアイデンティティ・仕事・相続などで、同姓にこだわる事の他に

同姓にこだわる方々の「家」が”断絶”してしまう現実が、一般国民には数多存在しているのです。

女子しか後継がいない家は、策を講じなければ「家」「墓守」「相続」などの機会を失い始めているのです。

「家」が、「お家」が、断絶の危機です。

養子縁組でもしなければ相続でも不利を被りますし、お墓も2代先には朽ち果てるでしょう。

こうした事をどう考えるのでしょうか?

夫婦別姓を考える際に

女性のアイデンティティも当然ながら、

10年ほど前に論議された女性天皇・女系天皇での「家」の存続危機の視点からも考えてほしいのです。

あ、あとついでに、比較的経済的余力を持った40代~50代男性の出産養育も結構将来の課題です


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