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「アンブロークン」鑑賞 UNBROKEN
- titanium-kotaro
- 2016年2月14日
- 読了時間: 2分
アンブロークン 鑑賞
アンジェリーナ・ジョリー初監督の日本の米国人捕虜の実話
日本公開はアメリカより1年半近く遅れて。
右寄りの人々が国辱的だと騒いだ事もあるのだろうか、渋谷での単館興行
シーン毎には良い描写がたくさんあった。でも脚本は中途半端かな。
原作主題はPTSDや赦しとの葛藤のはずだけど、映画には何も出てこない。
原作の半分以上は映像化されていない。
オリンピックアスリートである兵士が日本の捕虜収容所で過酷な日々を過ごすも '折れない心'で立ち向かう姿を描いた映画であるところは素晴らしいのだけど、
主人公は戦後に物凄く折れて葛藤している。
捕虜収容に関して言えば、「戦メリ」も捕虜収容が舞台だし、
「ディアハンター」やユダヤ人モノ、アブグレイブはもっと過激な描写があった。 反日映画と揶揄されたりもするが、リアリティーを追及すれば当然かと。
むしろアンジーが映画製作の資金調達やこの原作を引っ張ってきた背景を知りたい。
史実には、パイロットだったパパブッシュが小笠原沖で撃墜され
九死に一生を得て米潜水艦に救助されたというのがある。
でも、小笠原に辿りついて捕虜になりった米兵は
硫黄島を落とされた劣勢・小笠原部隊の士気高揚のために
人肉食の犠牲になったという悲惨な事件もある。
小笠原事件のような描写は殆どないので、右側の人は騒ぎすぎかなの感がした。
同じく捕虜経験のあるマケインや、ブッシュとか、
軍産複合体産業とハリウッドの距離感を確かめたくなった映画でした。
大統領選を前に、彼女は資金調達をどこら辺からしたのだろう。
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