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白熱灯・蛍光灯 事実上の廃止へ向かう? Heading to abolition Incandescent light bulbs , fluorescent lamps

政府は、エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、

国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めた。

省エネ性能が高い発光ダイオード(LED)への置き換えを促す狙いだ。

この政策は前の安倍政権下でも民主党政権下でも、産業界でも、以前から論議されていた課題

¥100円程度の白熱電球を¥1000~¥2000するLED電球に変えてしまう。

確かに白熱球の数倍以上の耐久寿命はあり、消費電力も格段に少ないが、

価格は一気に10倍以上になってしまう。

これを政令で一気に押し切ってしまおうとする実行力はチーム安倍の凄いところ。

価格コム・口金:E26のLED電球・LED蛍光灯 製品一覧

家庭にとっては、大きくは向こう10年の電球・蛍光灯代を1度に支払ってしまう感じ。

企業や国にとっては売上数字が短期的には大きく上昇する。

他にも、消費電力の節約・取り換えの手間が少なくなる等のメリットはある。

でも、そんなにメリットばかりが強調されるものでもない。

①家庭用電力は日本の使用全量の20%。

 オフィス・店舗・自販機・インフラなど、常時点灯の場所への整備をまず推進してほしい。

②常時点灯し続けているような用途には、以前より蛍光灯が使われている。

 短時間使用用途(トイレ・風呂・など)には白熱電球が使われて いる。

 LEDが寿命が長いのは常時点灯比較の場合である。

 短時間での点灯・消灯であれば、白熱電球は寿命が長い。

 蛍光灯は(放電消耗のため)寿命が短くなる。

 結果、こういう家庭用用途では寿命や消費電力に大きな差はない。価格が高いだけ。

③美術照明で陰影を出すなどの細工は現在のLEDでは難しい。暖色系・寒色系も同様。

④LEDは耐熱に弱い。風呂・熱や風雨にさらされる屋外では寿命は低い。

⑤LED本体の耐久性・低電力消費は疑いがないが、電球・蛍光灯のソケット部分が傷んでいると、

 無駄な電力を消費する。このソケット部分・配線部分のケアを配慮したルール作りにしてほしい。

個人的に希望するのは

風呂・屋外など耐熱・風雨にさらされているところ、トイレ・風呂・門柱灯などは白熱球が優位で、

コストも10分の1以下。こういう家庭用用途には安いままの白熱球を残してほしい。

しかし、LEDってなんであんなに髙いんだろう。

白熱球・蛍光灯並みに安ければ、問題はないだろうに


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