白熱灯・蛍光灯 事実上の廃止へ向かう? Heading to abolition Incandescent light bulbs , fluorescent lamps
- titanium-kotaro
- 2015年11月27日
- 読了時間: 2分
政府は、エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、
国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めた。
省エネ性能が高い発光ダイオード(LED)への置き換えを促す狙いだ。

この政策は前の安倍政権下でも民主党政権下でも、産業界でも、以前から論議されていた課題
¥100円程度の白熱電球を¥1000~¥2000するLED電球に変えてしまう。
確かに白熱球の数倍以上の耐久寿命はあり、消費電力も格段に少ないが、
価格は一気に10倍以上になってしまう。
これを政令で一気に押し切ってしまおうとする実行力はチーム安倍の凄いところ。
価格コム・口金:E26のLED電球・LED蛍光灯 製品一覧
家庭にとっては、大きくは向こう10年の電球・蛍光灯代を1度に支払ってしまう感じ。
企業や国にとっては売上数字が短期的には大きく上昇する。
他にも、消費電力の節約・取り換えの手間が少なくなる等のメリットはある。
でも、そんなにメリットばかりが強調されるものでもない。
①家庭用電力は日本の使用全量の20%。
オフィス・店舗・自販機・インフラなど、常時点灯の場所への整備をまず推進してほしい。
②常時点灯し続けているような用途には、以前より蛍光灯が使われている。
短時間使用用途(トイレ・風呂・など)には白熱電球が使われて いる。
LEDが寿命が長いのは常時点灯比較の場合である。
短時間での点灯・消灯であれば、白熱電球は寿命が長い。
蛍光灯は(放電消耗のため)寿命が短くなる。
結果、こういう家庭用用途では寿命や消費電力に大きな差はない。価格が高いだけ。
③美術照明で陰影を出すなどの細工は現在のLEDでは難しい。暖色系・寒色系も同様。
④LEDは耐熱に弱い。風呂・熱や風雨にさらされる屋外では寿命は低い。
⑤LED本体の耐久性・低電力消費は疑いがないが、電球・蛍光灯のソケット部分が傷んでいると、
無駄な電力を消費する。このソケット部分・配線部分のケアを配慮したルール作りにしてほしい。
個人的に希望するのは
風呂・屋外など耐熱・風雨にさらされているところ、トイレ・風呂・門柱灯などは白熱球が優位で、
コストも10分の1以下。こういう家庭用用途には安いままの白熱球を残してほしい。
しかし、LEDってなんであんなに髙いんだろう。
白熱球・蛍光灯並みに安ければ、問題はないだろうに
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